2017年5月2日火曜日

『一般理論』に「本当に」書かれていること ― テクストの読み込みからの問題提起

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ダウンロードは下記サイトから (pdf pp.62)


https://drive.google.com/file/d/0B48UXBXIVug7bDBSeVc3N0IwRHM/view?usp=sharing



『一般理論』に「本当に」書かれていること
― テクストの読み込みからの問題提起 ―

                   目次

第1章『一般理論』はどのようにしてできあがったのか  … 3頁

第2章 ケインズはどのように講義を進めたのか 
         ― ミカエルマス講義:1932-1935年   … 20頁

第3章『一般理論』に「本当に」書かれていること ― テクストの
          読み込みからの問題提起 …35頁

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2016年12月に開催された第7回ケインズ学会全国大会 (国士舘大学)
における「『一般理論』80周年記念セッション」において、上記の
タイトルで報告する機会があった。そこでは「レジュメ」を参加者
に配布したが、それを整備したものが、同一のタイトルの
第3章「『一般理論』に「本当に」書かれていること ― テクストの
読み込みからの問題提起」である。

この作業を進めるうちに、『一般理論』がどのような理論的形成過程
を経て成立したのかを示しておくことが、いわば立体的な像を得るため
に有益であると思うに至った。

第1章「『一般理論』はどのようにしてできあがったのか」は、理論的
形成過程のダイジェストである。興味をもたれる方は、『ケインズ研究』
(東京大学出版会、1987年) および『ケインズの理論』(東京大学出版会、
2003年) を参照いただければ幸いである。第2章「ケインズはどのように
講義を進めたのか」は、ケインズが行った1932-35年のケンブリッジ大学
でのミカエルマス学期の講義のダイジェストでRymes, T., transcribed,
edited and constructed [1989] Keynes’s Lectures, 1932-35: Notes of
a Representative Student, Macmillan (平井俊顕訳『ケインズの講義 -
1932-35年』東洋経済新報社、1993年) の「訳者解題」に基づくものである。

そのさい、基本的な形成過程についての図表を合わせて示しておくことが
有益であると思い、上記『ケインズの理論』から最小限を取り出し、適宜
配備することにした。

2017年5月1日記

平井俊顕