2017年4月9日日曜日

市民講座: さまよえる世界経済 ― 資本主義&グローバリゼーション 平井俊顕



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市民講座: さまよえる世界経済
― 資本主義&グローバリゼーション

                                平井俊顕

本講は、主として2008年前後から現在に至る世界経済のさらなる
変動を、アメリカ、EU、日本を対象に、実行されてきた経済政策
や支配的になった経済理論にも配慮しながら、説明しようとする
ものである。だが、資本主義を理解するためには、経済学者がど
のような資本主義観を展開してきたのかを参考意見として知るこ
とも大切である。さらに、現在の世界経済の危機にさいし、改め
て注目を浴びているケインズの理論・思想などを知ることも有益
である。さらに、もう1点不可欠だと思うのは、政治経済学的視
座(とりわけ地政学的視座) である。これらを通じ、資本主義経
済とは何なのか、資本主義はいずこへ向かおうとしているのかを
追究すること、これが本講の主たる目的である。
(本講は、近年、都内の大学および市民大学で行った講義に端を
発している。)


市民講座: さまよえる世界経済
― 資本主義&グローバリゼーション
        
プロローグ
 
第1篇 資本主義とグローバリゼーション

第1講 資本主義をどうとらえればよいのだろうか 
第2講 グローバリゼーションをどうとらえればよいのだろうか
第3講 金融の自由化と不安定性を見る
第4講 リーマン・ショックとアメリカ経済
第5講 アメリカの金融政策
第6講 ユーロ危機、そしてEU危機 
第7講 アベノミクス、長期低迷の日本経済
第8講 経済学はどうなっているのだろうか
第9講 地政学的視座に立って見る
第10講 トランプ政権を見る

第2篇 資本主義をどう見る

第11講 ケンブリッジは資本主義をどう見ていたのだろうか 
第12講 シュムペーターは資本主義をどう見ていたのだろうか
第13講 ハイエクは資本主義をどう見ていたのだろうか

第3篇 ケインズの現在性

第14講 ケインズはどのようなことをした人なのだろうか 
第15講 『一般理論』てどのような本なのだろうか
第16講 国際通貨体制をめぐる攻防劇 
第17講 ケインズの「今日性」を問う

エピローグ