2016年1月21日木曜日

「資本主義経済30年考 ー グロ―バリゼーションの功罪」  平井俊顕





(『岩波講座 現代 第3巻』寄稿)

「資本主義経済30年考

ー グロ―バリゼーションの功罪」


                   平井俊顕

1. はじめに

2. 資本主義システム

2.1 本性

2.2 問題点

3. グローバリゼーションを引き起こした5つの要因

 3.1 ネオ・リベラリズム

 3.2 金融の自由化

 3.3 資本取引の自由化

 3.4 新産業革命

 3.5 社会主義体制の崩壊

4. 4つのタイプのグローバリゼーション

 4.1「金融グローバリゼーション」― 米英金融資本による主導権奪回

 4.2 市場システムI ― 社会主義圏の資本主義化

 4.3 市場システムII ―「新興国」の出現

 4.4 市場システムの統合化 – ユーロ・システム (あるいは EU)

5. リーマン・ショックと現在

 5.1 ネオ・リベラリズムの崩壊とケインズの復活

 5.2 その後 – 緊縮政策

 5.3 無傷のシャドー・バンキング・システム(SBS)

6. 地政学的変動

 ― 三極体制の出現とグローバリゼーションの変容

7. むすび