2017年9月30日土曜日

(メモ)世界雑感:エチオピア、エジプト、アルゼンチン

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(メモ)世界雑感:エチオピア、エジプト、アルゼンチン

世界で起きていることを、さまざまなサイトを通じて
見聞する機会が多くなっているが、最近気になった点を
メモる。

・エチオピア・・・肥沃な土地があるこの国で、近年
ある著しい現象がみられる。政府が外資の導入に積極的で、
インドやヨーロッパから多数の資本が入りこんでいる。目的は
広大な土地を政府がきわめて低価格で貸し出す。資本はそこに
大規模な農作物畑をつくり、きわめて安価な労賃で労働を雇用し
そして、販売は海外であれ、国内であれ、外資の自由裁量に
委ねる、という現象である。これにより、多数の伝統的な生活を
送ってきた現地住民が圧迫され、放置されている。

・エジプト・・・エジプトは「アラブの春」の頃、大衆的な
民主化運動が活発化し、長年続いたムバラク独裁が終焉し、
そして選挙により新たな大統領が選出されたものの、軍部の
クーデターで、シシが大統領になり、再度、一層厳しい弾圧が
強行された結果、いまでは、ムバラク時代よりも独裁的弾圧が
ひどくなっている。
 経済も不振であり、シシは、サウジに、紅海にある
2つの小島の使用を許可する代りに、巨額の援助を得るという契約を
成立させた。これは歴史的にかなり重要な問題を含んでおり、エジプト
国内ではかなり強い反対の感情が芽生えている。
 イスラエルは、このあたりに新運河を建設する計画を立てている。
これが実現すれば、エジプトには深刻な問題が発生する。エジプトの
財政の主要部分は依然としてスエズ運河からの収入に依存しているが、
イスラエルの新運河計画は、これと真っ向から競合する場所(ほぼ平行
線上にあるといってよい)に位置するからである。

・アルゼンチン・・・話は飛んで、南米。アルゼンチンは、経済状況は
かなり悪い。政府の腐敗も然りであるが、加えて、今世紀の初めにデフォルト
したさいに、巨額の負債をめぐり、債権団との交渉がもめた(アルゼンチン側
が支払いを拒否したりなどした)ことがあったが、あの負債について、債権者側は
かなり棒引きを認めたのだが、相当部分をただ同然で買い取ったファンドがあり、それが
支払いの要求をアルゼンチン政府になって行い、そしてそれをめぐり、(故あって)
ニューヨークの裁判事件となっていたのだが、裁判でファンドの要求を認める判決を
下したのである。まさしく「禿鷹ファンド」の典型的な行動である。アルゼンチンは
こうした問題を抱えたままである。
 そうしたなか、上記のエチオピアと似た行動をアルゼンチン政府がとっている。外資に
広大なアルゼンチンの土地を貸出し、外資はそこに大規模な小麦生産を行っている。いまでは伝統的に有名な牛肉よりも小麦生産の方が有名なほどになっている。他方、これにより伝統的な農業生産者は大打撃を受けているのみならず、飛行機が投下される農薬被害に
苦しめられている。
 またアルゼンチンの経済的疲弊をきらって、先祖の母国に帰る人々が増えているという
ニュースが流れている。アルゼンチンは、ブラジルと異なり、黒人はほとんどいない白人中心の国である。