通商政策をめぐるケインズのスタンス
―「輸入制限」と「双務主義」重視が示唆するもの
平井俊顕(上智大学)
1. はじめに
2. ジェームズ・ミードの通商同盟案をめぐる応酬
2.1 「通商同盟案」について 2.2 オーヴァートン委員会報告への反応
3. ミードとの応酬 ― 輸入制限、二国主義をめぐって
4. J.M.フレミングとの応酬 ― 輸入制限 対 為替切り下げ
5. イギリス政府内での進展状況
6. ケインズの発信 - ワシントンから
7. むすび
付論1. 「パズヴォルスキーの覚書」批判
付論2 ミードの「国際通商同盟案」(Meade [1942])
|