2017年10月3日火曜日

甲大学から世界政治・経済をめぐる講義の話


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・少し先のことだが、甲大学から世界政治・経済を

めぐる講義の話があった。一番興味のあるテーマなので

快諾である。この数年間、同様のテーマで講義してきたことを

『市民講座:さまよえる世界経済』 
(KDP[アマゾン].2017年4月)  としてまとめてみたのだが、第1篇あたりを

中心に行ってみようと思ったりしている。


・このテーマであれば、どこにでも出かけていく用意はしている。



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https://www.amazon.co.jp/%E5%B8%82%E6%B0%91%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E3%81%95%E3%81%BE%E3%82%88%E3%81%88%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88-%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9-%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E5%B9%B3%E4%BA%95%E4%BF%8A%E9%A1%95-ebook/dp/B071R3HWC7/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1493280999&sr=1-1&keywords=%E5%B8%82%E6%B0%91%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E3%80%80%E3%81%95%E3%81%BE%E3%82%88%E3%81%88%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88

市民講座: さまよえる世界経済
― 資本主義&グローバリゼーション

本講は、主として2008年前後から現在に至る世界経済のさらなる変動を、アメリカ、EU、日本を対象に、実行されてきた経済政策や支配的になった経済理論にも配慮しながら、説明しようとするものである。だが、資本主義を理解するためには、経済学者がどのような資本主義観を展開してきたのかを参考意見として知ることも大切である。さらに、現在の世界経済の危機にさいし、改めて注目を浴びているケインズの理論・思想などを知ることも有益である。さらに、もう1点不可欠だと思うのは、政治経済学的視座 (とりわけ地政学的視座) である。これらを通じ、資本主義経済とは何なのか、資本主義はいずこへ向かおうとしているのかを追究すること、これが本講の主たる目的である。
現在の資本主義を探るという課題について、書籍のかたちで最初に刊行したのは、『ケインズは資本主義を救えるか - 危機に瀕する世界経済』(昭和堂、2012年) である。以後もこの課題は、継続的にフォローしてきている。世界経済に日々生じる大きな動きをとらえつつ、いったい資本主義はいずこへ向かおうとしているのか、それをどのように評価していけばよいのか、そしてそれを支える社会哲学はどのように動いているのか、といった問題を考えてきている。
 そうした折り都内の大学および市民大学で講義を担当する機会があった本講はそれに端を発している (University of Cassino and Southern Lazio [イタリア] で行った講義も大いに関係している)これらすべての受講生に対し謝意を表したい本講が学生諸君や社会人を念頭においているのはそうした経緯による

(このテーマでは、『ケインズは資本主義を救えるか - 危機に瀕する世界経済』(昭和堂、2012年)

が、最初に出した刊行物である。)

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AF%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%8B%E2%80%95%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%81%AB%E7%80%95%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88-%E5%B9%B3%E4%BA%95-%E4%BF%8A%E9%A1%95/dp/4812212294/ref=sr_1_17?s=books&ie=UTF8&qid=1507009494&sr=1-17&keywords=%E5%B9%B3%E4%BA%95%E4%BF%8A%E9%A1%95


市民講座: さまよえる世界経済
― 資本主義&グローバリゼーション

*** 目次 ***
        
プロローグ 

第1篇 資本主義とグローバリゼーション

第1講 資本主義をどうとらえればよいのだろうか 
第2講 グローバリゼーションをどうとらえればよいのだろうか
第3講 金融の自由化と不安定性を見る
第4講 リーマン・ショックとアメリカ経済
第5講 アメリカの金融政策
第6講 ユーロ危機、そしてEU危機 
第7講 アベノミクス、長期低迷の日本経済
第8講 経済学はどうなっているのだろうか
第9講 地政学的視座に立って見る
第10講 トランプ政権を見る

第2篇 資本主義をどう見る

第11講 ケンブリッジは資本主義をどう見ていたのだろうか 
第12講 シュムペーターは資本主義をどう見ていたのだろうか
第13講 ハイエクは資本主義をどう見ていたのだろうか

第3篇 ケインズの現在性

第14講 ケインズはどのようなことをした人なのだろうか 
第15講 『一般理論』てどのような本なのだろうか
第16講 国際通貨体制をめぐる攻防劇 
第17講 ケインズの「今日性」を問う

エピローグ