(原書と中国語訳)
Return to Keynes, ed. by B. Bateman, T. Hirai, and M.C.Marcuzzo,
The Bellknap Press of Harvard University Press, 2010の日本語訳
『リターン・ツー・ケインズ』平井俊顕監訳、東京大学出版会、2014年(予定)
現在・・・初校ゲラまもなく出来
下記に記すように、非常に多くの研究者の協力のもとに進行しているプロジェクトである。中国語訳は2011年に刊行されており、本書はそれに続くものである。
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リターン・ツー・ケインズ
謝辞
日本語版によせて ― 新しいマクロ経済学とケインズ 吉川洋
序章 リターン・ツー・ケインズ
ブラッドリー・W・ベイトマン、平井俊顕、マリア・クリスティーナ・マルクーッゾ
第1部 ケインズ的経済政策 - 過去・現在・将来
第1章 ケインズがアメリカに戻ってきた
ブラッドリー・W・ベイトマン
第2章 日本の長期不況と経済政策
小野善康
第3章 欧州におけるマクロ経済政策 - 積極的安定化政策路線への回帰
か
ハンス-ミハエル・トラウトワイン
第2部 ケインズ理論とケインズ主義を解釈する
第4章 ケインジアン=新古典派総合の「旧」から「新」へ - 1つの解釈
リシャール・アリーナ
第5章 トービンのケインズ主義
ロバート・ダイモン
第6章 新しい新古典派総合とヴィクセル=ケインズ・コネクション
マウロ・ボイアノフスキー、ハンス-ミハエル・トラウトワイン
第3部 ケインズ再読と解釈
第7章 難解で数学的な議論 - 『一般理論』における数学的推論の利用
ロジャー・E・バックハウス
第8章 『一般理論』― 確率的マクロ均衡概念序説
吉川洋
第9章 ケインズの経済学の形成過程
平井俊顕
第10章 ケインズとスラッファ、そして後者の「隠された懐疑」
ハインツ・D・クルツ
第11章 ケインズと言葉の戦争
ジル・ドスタレール
第4部 グローバル危機 - ケインズからの教訓
第12章 ケインズと現代国際金融論
マルチェッロ・デ・チェッコ
第13章 現代経済学に対するケインズの影響 - ケインズのファイナンス理論および経済政策をめぐる若干の見過ごされた貢献
イアン・A・クリーゲル
第14章 現在のグローバル・アンバランス - ケインズは貢献しうるか?
アンナ・M・カラベリ、マリオ・A・チェドリーニ
日本語版によせて ― ケインズの今日性 平井俊顕
監訳者あとがき
***原書寄稿者リスト
リシャール・アリーナ (GREDEG, ニース-ソフィア アンティポリス大学 お よびCNRS)
ロジャー・バックハウス (バーミンガム大学)
ブラッドリー・ベイトマン (デニソン大学、グランヴィル、オハイオ)
マウロ・ボイアノフスキー (ブラジリア大学、ブラジル)
アンナ・M・カラベッリ (ピエモンテ・オリエンターレ大学、イタリア)
マリオ・A・チェドリーニ (ピエモンテ・オリエンターレ大学、イタリア)
マルチェッロ・デ・チェッコ (ピサ・スクオーラ・ノルマーレ・スペリオー レ、イタリア)
ロバート・W・ダイマン (ブロック大学、セイント・キャサリンズ、オンタ リオ、カナダ)
ジル・ドスタレール (ケベック大学、モントリオール、カナダ)
平井俊顕 (上智大学)
イアン・クリーゲル (バード・カレッジ・レヴィ経済学研究所、完全雇用・ 物価安定センター、カンザス・シティ)
ハインツ・D・クルツ (グラーツ大学経済学部およびグラーツ・シュンペー ター・センター、オーストリア)
マリア・クリスティーナ・マルクーゾ(ローマ大学 <ラ・サピエンツァ>、イ タリア)
小野善康 (大阪大学社会経済研究所)
ハンス-ミハエル・トラウトワイン (オルデンブルグ大学、ドイツ)
吉川洋 (東京大学大学院)
***訳者一覧
序 平井俊顕(上智大学)
第1部 黒木龍三
1 黒木龍三 (立教大学)
2 池田毅 (立教大学)
3 田口博雄 (法政大学)
第2部 野口旭
4 野口旭 (専修大学)
5 内藤敦之 (大月短大)
6 伊藤宣広 (高崎経済大学)
第3部 藤原新
7 藤原新 (立教大学)
8 袴田兆彦 (中央大学)
9 西川弘展 (奈良産業大学)
10 木村雄一 (埼玉大学)
11下平裕之 (山形大学)
第4部 野下保利
12 野下保利 (国士舘大学)
13 渡辺良夫(明治大学)
14 岩本武和(京都大学)